阪神、村上QSも勝てず…ヤクルトにサヨナラ負けでリーグ再開初戦を落とす【2025年6月27日戦評】

　やっと交流戦も終了。セ・リーグは広島が唯一五分の戦いを見せたが、ほかの5チームは借金生活。逆にパ・リーグは全チームが勝ち越すなど、完全にパ強の結果になってしまった。

　ただセ・リーグでは阪神が首位をがっちりキープ。今日から神宮に乗り込み、調子の上がらないヤクルトとの試合が始まる。ここをなんとか勝ち越して流れに乗りたいところ。

順位表
スターティングメンバー
- 阪神タイガース
- 東京ヤクルトスワローズ
試合結果

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順位表

　この日までの順位はこちら。

順位	チーム名	試合	勝利	敗戦	引分	勝率	勝差	残試合
1	阪神	70	38	30	2	.559	-	73
2	DeNA	68	33	32	3	.508	3.5	75
2	広島	67	33	32	2	.508	0	76
4	巨人	71	34	35	2	.493	1.0	72
5	中日	69	31	36	2	.463	2.0	74
6	ヤクルト	65	19	43	3	.306	9.5	78

　交流戦の最終順位はこちら。

順位	チーム名	試合	勝利	敗戦	引分	勝率	勝差
1	ソフトバンク	18	12	5	1	.706	-
2	日本ハム	18	11	7	0	.611	1.5
3	オリックス	18	11	7	0	.611	0
4	西武	18	10	8	0	.556	1.0
5	ロッテ	18	10	8	0	.556	0
6	楽天	18	9	8	1	.529	0.5
7	広島	18	9	9	0	.500	0.5
8	阪神	18	8	10	0	.444	1.0
9	中日	18	8	10	0	.444	0
10	DeNA	18	7	11	0	.389	1.0
11	巨人	18	6	11	1	.353	0.5
12	ヤクルト	18	5	12	1	.294	1.0

スターティングメンバー

阪神タイガース

打順	守備	選手名	打席
1	中	近本光司	左
2	二	中野拓夢	左
3	左	森下翔太	右
4	右	佐藤輝明	左
5	一	大山悠輔	右
6	遊	小幡竜平	左
7	三	ヘルナンデス	右
8	捕	坂本誠志郎	右
9	投	村上頌樹	左

　阪神は三塁にヘルナンデス選手を起用。交流戦は終わったものの、藤川監督は佐藤輝選手を三塁に戻す気はなさそうです。試合うんぬんよりそっちのが気になる。

　先発は村上選手。正直、もう10勝しててもおかしくない成績。今日こそはなんとか勝たせてあげたい。打線の援護希望。

東京ヤクルトスワローズ

打順	守備	選手名	打席
1	中	並木秀尊	右
2	三	武岡龍世	左
3	右	内山壮真	右
4	一	オスナ	右
5	左	宮本丈	左
6	二	山田哲人	右
7	捕	古賀優大	右
8	遊	伊藤琉偉	右
9	投	ランバート	右

　ヤクルトは4番にオスナ選手を起用。最近、対戦がなかったので事情がよくわからないがケガ人が多そうな印象。

　先発はランバート選手。新加入の助っ人選手で、ここまで10試合に先発し、防御率3.16とまずまずながら1勝6敗。阪神戦は初登板になるため、出鼻をくじいておきたい。

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試合結果

スコアボード

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計	安	失
阪神	0	0	0	2	0	1	0	0	0	3	7	1
ヤクルト	0	0	0	0	0	0	3	0	1x	4	9	1

責任投手

勝利投手	石山（2勝1敗13S）
敗戦投手	及川（3勝3敗0S）
セーブ	なし

本塁打

阪神	なし
ヤクルト	並木2号（7回裏ソロ）　オスナ4号（7回裏2ラン）

おじさんの戦評

　今日も逆転負け。

　阪神は3点を先取するも、よくよく考えると4回のヘルナンデス選手のタイムリー以外は、相手の送球ミスとパスボールで得たもの。普通に力負けだと思います。

　正直なところ、7回に打たれたコースは甘かったとは思いますが、村上選手は7回3失点でQS達成。要所要所での勝負強さに差が出た試合でした。

　ポイントになったと思うのは9回表。3点リードした6回裏に三塁のヘルナンデス選手に代えて守備に就いていた熊谷選手に代打・高寺選手を起用。延長まで見るのであれば熊谷選手のままで良かったのでは？高寺選手は死球で出塁し、続く坂本選手にはバントのサイン。2塁まで進めるも結局得点できず。代打の高寺選手がそのまま三塁に入り、記録は三塁の失策でサヨナラ負け。いや、高寺選手は悪くないと思います。むしろあれは安打じゃないのか。

　チームの雰囲気もよくない阪神。このままズルズルいってしまうのか。とにかく打線の復調が鍵になりそうです。