虎とおじさん

阪神タイガースに捧ぐ!おじさんの野球ブログ

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阪神タイガース2025年新体制!異例の外国人9人体制を完全解説

 2025年シーズンは、異例の外国人9人体制を宣言した我らが阪神タイガース。

 投手はともかく、近年は日本で活躍できる助っ人野手の獲得が難しくなっているため、大化けする外国人野手を獲得できれば一気に優勝に近付けるはず! そこで、現行戦力と新加入選手の特徴をサッとまとめてみました。なお、選手の年齢については、2025年シーズンに対応しています。

この記事でわかること

・2025年シーズンの助っ人外国人選手について

残留の助っ人外国人選手

ハビー・ゲラ投手(30歳)

 入団1年目の2024年度から55試合に登板し、防御率1.55を記録。リリーフはもちろん、岩崎投手とダブルストッパーを務め、31ホールド、14セーブをあげました。

 2018年まで遊撃手としてプレーしていた異色の経歴を持ちながら、最速164kmのストレートとスライダーで相手を圧倒。投手としての経験がまだ浅く、伸びしろが感じられるところに加え、2025年には30歳と円熟期を迎えるため、今後のさらなる活躍にも期待が高まります。

ジェレミー・ビーズリー投手(30歳)

 入団2年目の2024年度は、コンディション不良で出遅れたものの、シーズン序盤に2軍で無双し、5月半ばから1軍に昇格。150kmを超えるストレートと鋭く曲がるスライダー、スプリットを駆使し、先発投手として8勝をあげました。

 シーズン後半には疲れが見えたものの、安定した投球でチームの勝利に貢献。今期も先発ローテーション入りが期待される長身右腕です。ラーメン好きで、登板前日にはラーメンを食べ、当日にはうどんを食べる謎のルーティーンも好き。

ホセ・ベタンセス投手(26歳)(育成)

 2024年1月に実施された、球団初となるドミニカ共和国での入団トライアウトを経て、育成契約を締結。荒削りながら、最速161kmのストレートを誇る本格派投手です。

 1軍登板経験はないものの、2024年度は2軍で25試合に登板しました。日本にも慣れ、秋季キャンプでも160km近い速球で打者を圧倒していたため、今季の活躍にも期待がかかります。

アンソニー・マルティネス投手(25歳)(育成)

 ベタンセス投手とともに、ドミニカ共和国での入団トライアウトを経て、育成契約を締結。どちらかといえば救援タイプの投手で、150kmを超えるストレートと縦に大きく割れるカーブが持ち味。

 2024年度は2軍で17試合に登板し、6勝をあげました。先発もこなせるため、もうちょっと制球が定まってくれば面白い存在になると期待しています。

 ベタンセス投手とは、高校時代の幼馴染というところもエモい。

新加入の助っ人外国人選手

ニック・ネルソン投手(30歳)

 前フィラデルフィア・フィリーズ配下のニック・ネルソン投手を獲得。1年契約で、推定年俸は約1億4000万円とされています。

 1995年12月5日生まれの30歳で、最速158kmのストレートとチェンジアップを中心に、カーブやナックルボールも投げられる様子。MLBでは先発の経験もあるものの、藤川監督は先発させると球速が落ちるタイプと判断し、短いイニングで集中できるリリーフでの起用を想定。

 桐敷投手や石井投手、ゲラ投手などの負担を分散できれば、リリーフ陣の総合的なパフォーマンスの上昇も期待できるはず! ナックルボール見たい!

ジョン・デュプランティエ投手(31歳)

 前ミルウォーキー・ブルワーズ配下のジョン・デュプランティエ投手を獲得。1年契約で、推定年俸は約1億1600万円とされています。

 2016年のMLBドラフト3巡目で指名を受けた、高いポテンシャルの持ち主で、最速157kmの剛球に加え、スライダー、カーブなど多彩な変化球を操る投手です。

 193cmの長身メガネイケメン。長い腕をいかしたスリークォーターで、奪三振率が高いところもポイントです。球団は先発要員として期待しているようで、メガネイケメンなのできっと人気も出るでしょう。

 名前が長く、応援ユニが映えるところもおじさんポイント高し。あとメガネイケメンです。

ラモン・ヘルナンデス内野手(29歳)

 前メキシカンリーグ・モンクロバ配下のラモン・ヘルナンデス内野手を獲得。1年契約で、推定年俸は約4700万円とされています。

 メジャーでの経験はないものの、今期はメキシカンリーグで82試合に出場し、打率.313、22本塁打、71打点を記録。

 一塁・三塁に加え、外野も守れるようで、映像を見たところ、何となくジェフリー・マルテ選手のようなタイプではないかと判断。

 支配下唯一の外国人野手となるため、否が応でも期待が集まる選手です。前川や井上と左翼争いできる選手であることを期待しています!

ジーン・アルナエス内野手(23歳)(育成)

 2024年の10月末に育成契約が発表されたジーン・アルナエス内野手。一塁・二塁・三塁に加え、捕手までできるユーティリティプレイヤーで、2024年度はトロント・ブルージェイズ配下のA+(3A、2Aに次ぐマイナーリーグ)でプレー。

 秋季キャンプにも参加し、紅白戦ながら2試合連続で安打を記録するなど存在感を発揮していました。阪神で育成から支配下となり、他球団でも活躍したアーロム・バルディリス選手のような万能選手に育ってほしいと思います。

 まだ23歳と若く、伸びしろが見込めるところも大きな魅力です。

スタンリー・コンスエグラ外野手(25歳)(育成)

 2024年12月にドミニカで実施されたトライアウトを経て、前ニューヨーク・メッツのスタンリー・コンスエグラ外野手を育成で獲得。

 2024年度は2Aで58試合出場、打率.210、3本塁打、22打点を記録しています。スイングスピードが持ち味の選手で、投げても150kmの身体能力オバケ。

 まだ公式の画像がないのでここでは紹介できませんがワイルドな見た目も魅力。何かやってくれそうな予感がプンプンする選手です!

まとめ

 先発投手は才木投手を含め、大竹投手、ビーズリー投手、(開幕は不透明ながら)髙橋遥人投手、西勇輝投手、伊藤将司投手と潤沢。ここにデュプランティエ投手が入り込めるかがカギとなるはず。リリーフ陣の負担軽減のためにも少しでも長くイニングを引っ張ってほしいところ。

 2024年度に登板数の多かったリリーフ陣を、どこまでネルソン投手がカバーできるかも注目です。でも、正直なところ投手陣にそこまで不安はありません。

 

 問題は野手陣。今のところ大きな補強もないため、おそらく2024年度とさほど変わらないオーダーが組まれるはず。流動的なのは前川選手・井上選手が想定される左翼、木浪選手・小幡選手の遊撃、あと梅野選手・坂本選手の捕手くらいと判断。

 ヘルナンデス選手は左翼か、大山選手・佐藤選手のバックアップと思われるため、日本人選手のレベルアップがカギになるでしょう。中野選手・木浪選手の活躍はもちろん、個人的には中川選手・町田選手の両捕手の活躍に期待しています!

 

 オフシーズンも楽しいプロ野球! 来年もいろいろと更新していきたいと思いますので、よろしくお願いします!