虎とおじさん

阪神タイガースに捧ぐ!おじさんの野球ブログ

虎とおじさん

2024年09月22日(日)○ 阪神 1-0 巨人

 今日から首位・巨人を甲子園に迎えての最後の連戦。ここが今シーズン最大の山場になることは間違いない。

 仮に2つ勝てたとしても巨人のマジックは消えないが、1つでも落とすとアレンパへの望みはかなり薄くなってしまう。

 前半戦は勝率5割をキープできていることが不思議なくらいの感覚だったが、オールスター後は確実に打撃陣の噴気が感じられる。逆に投手陣には疲れが見えているが、ここは何とか乗り切ってほしい。

読売ジャイアンツスタメン

打順 守備 選手名 打席
1 丸 佳浩
2 浅野 翔吾
3 吉川 尚輝
4 岡本 和真
5 長野 久義
6 坂本 勇人
7 門脇 誠
8 小林 誠司
9 菅野 智之

 先発は、ここまでハーラートップの14勝をあげている菅野。4勝だった昨年から一気に調子を上げてきた。間違いなく巨人のエース。捕手には相棒の小林。

 今日は5番にベテランの長野を入れてきた。なんかものすごく嫌な感じ。とにかく回の先頭打者は抑えていきたい。

阪神タイガーススタメン

打順 守備 選手名 打席
1 近本 光司
2 中野 拓夢
3 森下 翔太
4 大山 悠輔
5 佐藤 輝明
6 前川 右京
7 梅野 隆太郎
8 木浪 聖也
9 才木 浩人

 先発は、ここまでチームトップの12勝をあげている才木。ここまで阪神を引っ張ってきた若きエースだ。今日も臆せず、思いっきり飛ばしてほしい。才木で負けたら仕方ない。

 非常にプレッシャーのかかる試合。重圧に強そうな森下、前の試合で特大の決勝本塁打を放った佐藤、調子の良い前川の3人に期待したい。

試合結果

スコアボード

  1  2  3  4  5  6  7  8  9  計  安打 失策
巨人 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 0
阪神 0 0 1 0 0 0 0 0 X 1 7 0

責任投手

勝利投手  才木(13勝3敗0S)(阪神)
敗戦投手  菅野(14勝3敗0S)(巨人)
セーブ  岩崎(4勝4敗23S)(阪神)

本塁打

巨人   
阪神   

おじさんの戦評

 気迫で勝った試合。今日のキーポイントは2つ。

 

 まずは1回表。巨人は才木の立ち上がりを攻め、いきなり丸の2塁打だ飛び出す。続く浅野の送りバントは投手の正面。処理した才木は3塁に送球し、ランダウンプレーで丸をアウトに。丸があまり粘れなかったからか、2塁を狙った浅野までアウトにし、無死2塁を2死にできたのはものすごくデカかった。

 

 3回裏、阪神は2死1、3塁でフルカウントから、やや甘く入った変化球を中野が見事に弾き返して先制。菅野から先に1点取れたのは大きい!

 

 そしてもう1つのキーポイントとなった6回表。浅野の2塁打と2つの四球で無死満塁の大ピンチ。

 才木はここから長野、坂本を内野フライ、大城を外野フライに抑え、このピンチを無失点で切り抜ける。さすがに同点は覚悟したシーンだったが、ここをゼロで終えられたのは本当に大きかった。

 

 これで阪神は首位巨人とのゲーム差を1とした。

よかった選手

 才木はよく踏ん張った。さすがは阪神のエース。打席でも5回裏のバントには失敗したが、3回裏には見事なバントを決めた。3バントを試みたシーンで、バットに当たらず、空振り三振かと思ったらボール判定になったのにはビックリしたが…。

 

 中野もタイムリーはもちろん、守備でも微妙な当たりを処理したりと、今日の試合での貢献度はかなり高いと思う。2安打した木浪もよかった。ゲラ、岩崎も3人でピシャリと締めた。連投続きなのに素晴らしい活躍だ。

 

 巨人では吉川。打席でも存在感を放っていたし、梅野の安打性の当たりを2本も止めた。今年の2塁のゴールデングラブ賞は彼になるかもしれない。

 

 久々のスタメンで2安打の長野はもちろん、8回表のゲラの内角高めの抜け球を捉えた岡本の打球には絶句した。ギリギリファウルになったが、入って延長戦になったらどうなっていたかわからない。恐ろしい4番打者だと思う。

岡田監督のひとこと

 (チャンスが少なかったことについて)
 岡田監督「いやいや、もうだから6回にノーアウト満塁しのいだからね、あそこ。それはやっぱりこういうゲーム展開になると思ったけどな、おーん。なかなかこっちもチャンスつくれんしな、それはな。7本ずつか、ヒットもな。向こうはちょっとな、フォアボール絡みでな、チャンスが広がってったけど。こっちはほんとワンチャンスやった、あの回だけよ、はっきり言うてね」

試合詳細

順位表

順位 チーム名 試合 勝利 敗戦 引分 勝率 勝差 残試合
1 巨人 136 72 57 7 .558 M6 7
2 阪神 137 72 59 6 .550 1 6
3 DeNA 132 66 63 3 .512 5 11
4 広島 133 65 63 5 .508 0.5 10
5 中日 137 57 72 8 .442 8.5 6
6 ヤクルト 135 56 75 4 .427 2 8

 

2024年09月21日(土)○ DeNA 5-6 阪神

 現在、巨人のマジックは6。明日からの直接対決に向け、何としても勝っておきたい試合。

 阪神ファンでありながら、ちょっと諦めかけている自分がいるのは確かだが、全力で応援したいところ。

阪神タイガーススタメン

打順 守備 選手名 打席
1 近本 光司
2 中野 拓夢
3 森下 翔太
4 大山 悠輔
5 佐藤 輝明
6 井上 広大
7 坂本 誠志郎
8 木浪 聖也
9 青柳 晃洋

 予想通りのいつものオーダー。ここぞという場面で当たりの出ていない佐藤の奮起と、絶好調の前川に代わってスタメン入りしている井上に期待したいところ。

 先発は青柳さん。前回は甲子園のDeNA戦で勝ち投手となっていることもあり、今日も好投を期待したい。いかに低めに集められるかがポイントになるはず。

横浜DeNAベイスターススタメン

打順 守備 選手名 打席
1 梶原 昂希
2 牧 秀悟
3 佐野 恵太
4 オースティン
5 戸柱 恭孝
6 神里 和毅
7 京田 陽太
8 森 敬斗
9 濵口 遥大

 青柳さん対策として、徹底的に左打者を集めた打線。打順は違えど、青柳さんキラーの神里を6番に入れているところも前回の対策とほぼ変わらない。とにかくオースティンには気をつけて。

 先発は濵口。とくにいい印象も悪い印象もないが、実績のある投手。油断せずに序盤から攻めていきたいところ。

試合結果

スコアボード

  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  計  安打 失策
阪神 0 0 4 0 0 0 0 1 0 1 6 8 0
DeNA 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 5 9 1

責任投手

勝利投手  岩崎(4勝4敗22S)(阪神)
敗戦投手  ウェンデルケン(1勝1敗0S)(DeNA)
セーブ  岡留(1勝0敗1S)(阪神)

本塁打

阪神  井上3号(3回表3ラン)、佐藤15号(10回表ソロ)
DeNA  宮崎12号(5回裏3ラン)

おじさんの戦評

 3回に打線が繋がり、井上の3ランが出たときに「今日は勝ったな」と思ったが…なんちゅう試合なのか。

 

 5回にオースティンに打たれたタイムリーは、坂本が構えたところにドンピシャで行ってるので、仕方ないとは思う。ただ、代わった島本が宮崎に打たれた3ラン。これは外角のボールを要求していたところ、中に甘く入ってしまった。でも、代打でいきなり仕留められる宮崎を褒めたほうがいいような気もする。さすが。

 

 その後は両チームなんとか失点を防ぎ、迎えた8回表。無死満塁の場面でタイムリーが出ないのは致命的。牧のフィルダースチョイスで1点取れてなければ負けてた。

 

 それよりもよくわからないのが、8回表2死2、3塁のチャンスで石井に代わって代打梅野を送ったところ。確かにその前に坂本に代打を送っているので、捕手を交代する必要はあるけど…。

 打撃からゲームに入りやすくするためかなとか無理矢理理由をつけたけどよくわからなかった。ベンチに残ってた原口よりも梅野の方が調子がよかったと監督が判断したんだとは思うけども。

 

 10回表に佐藤の久々の1発が出て、その裏にマウンドに上がったのは岡留。佐野、オースティン、宮崎という並びだったので、最初に富田を出してからスイッチするのかと思ったが、いきなり岡留だったのでビックリ。でもホントによく抑えた。今日はここがキーポイントだったと思う。オースティンが三振したボールはちょっと危なかったと思うけど。

よかった選手

 リリーフ陣がよく頑張った。とくに岡留は相手の並びが嫌なところをよく抑えたと思う。井上や佐藤も頑張ったが、今日は岡留を推したい。ホントによくやってくれた。

 

 DeNAでは宮崎の打撃が光った。上茶谷もよく粘ったと思う。両チームとも2試合で投手使いすぎなのは心配だけど、2試合とも好ゲームだった。

岡田監督のひとこと

 (明日からの巨人戦について)

 岡田監督「勝つだけというか。2試合するよ、試合。そんなもん、勝てるか言うても向こうも勝つ気なんやから。両方勝たれへんねんから。まあ、どっちか勝敗つくけど。見とったらええやん、勝敗つくんやし」

試合詳細

順位表

順位 チーム名 試合 勝利 敗戦 引分 勝率 勝差 残試合
1 巨人 135 72 56 7 .563 M6 8
2 阪神 136 71 59 6 .546 2 7
3 広島 132 65 62 5 .512 4.5 11
4 DeNA 131 65 63 3 .508 0.5 12
5 中日 136 56 72 8 .438 9 7
6 ヤクルト 134 56 74 4 .431 1 9

2024年09月20日(金)● DeNA 9-6 阪神

 昨日は試合がなかった阪神。巨人はDeNAに圧勝したため、マジックを8に。

 今日からはそのDeNAの本拠地に乗り込む阪神。アレンパ達成のために負けるわけにはいかない。

阪神タイガーススタメン

打順 守備 選手名 打席
1 近本 光司
2 中野 拓夢
3 森下 翔太
4 大山 悠輔
5 佐藤 輝明
6 前川 右京
7 梅野 隆太郎
8 木浪 聖也
9 西 勇輝

 いつものオーダー。下位打線でチャンスを作り、上位に回せるかが鍵。ここを勝って連勝を6に伸ばせるか。

 先発は西勇輝。相手は打撃のチームなので、いかにボールを低めに集められるかにかかっていると思う。あとは味方が得点した次の回で失点するパタンが多いように思うので、そのあたりをうまくケアできるか。梅野のリードにも期待がかかる。

横浜DeNAベイスターススタメン

打順 守備 選手名 打席
1 梶原 昂希
2 牧 秀悟
3 佐野 恵太
4 オースティン
5 宮﨑 敏郎
6 筒香 嘉智
7 伊藤 光
8 森 敬斗
9 森 唯斗

 抜け目のない打線。オースティンはもちろん、牧や筒香、宮崎など嫌な打者が並ぶ。いつもだが注意すべきはオースティン。四球でもいいくらいの感じで勝負しないとダメだと思う。それくらいやられてる打者。

 先発は、ここまで先発での勝ち星のない森唯斗。打ち崩せない相手ではないと思うので、2巡目あたりに攻略したいところ。

試合結果

スコアボード

  1  2  3  4  5  6  7  8  9  計  安打 失策
阪神 0 0 0 4 1 0 0 0 1 6 11 0
DeNA 0 2 3 1 0 0 3 0 0 9 12 0

責任投手

勝利投手  伊勢(1勝2敗0S)(DeNA)
敗戦投手  西勇(6勝7敗0S)(阪神)
セーブ  

本塁打

阪神  
DeNA  オースティン24号(3回裏3ラン)、筒香7号(7回裏2ラン)

おじさんの戦評

 いろいろ言いたいが、この試合は3回までで試合が決まったといっても過言ではない。

 

 ただ、西は2回裏の無死満塁での伊藤の打席、3回裏の無死1、3塁でのオースティンの打席、それぞれ梅野の構えたあたりに投げ込んではいるので、DeNAがバッテリーの想定を上回ったということだろう。

 

 あとは4回裏に代打で左安を放った井上の走塁。もう1つ先に進もうとする意思が見れればもっと良かった。

 

 もっといろいろあるが、やりようによっては勝てた試合だと思う。監督や選手も残念だったとは思うが、それはファンも同じ。

 ずっと勝ち続けられるわけじゃないので仕方ないが、選手たちが最後まで諦めない姿勢を見せてくれたのは本当によかった。

 

 なお、巨人は絶不調の広島に勝ち、マジックをさらに2つ減らして6とした。

よかった選手

 とにかく前川がいい。4打数4安打1四球の全打席出塁。3回のピンチから3人で締めた富田をはじめ、石井、岡留、桐敷も素晴らしかったと思う。

 

 DeNAではオースティンと宮崎は安定。筒香はさすがだなと思った。東妻君のプロ初打席初安打初打点の2塁打には驚いた。

岡田監督のひとこと

 岡田監督「3回で終わりや、もう」

試合詳細

順位表

順位 チーム名 試合 勝利 敗戦 引分 勝率 勝差 残試合
1 巨人 134 72 55 7 .567 M6 9
2 阪神 135 70 59 6 .543 3 8
3 DeNA 130 65 62 3 .512 4 13
4 広島 131 64 62 5 .508 0.5 12
5 ヤクルト 133 56 73 4 .434 9.5 10
6 中日 135 55 72 8 .433 0 8

2024年09月18日(水)○ 中日 3-8 阪神

 今日、阪神が勝って巨人が負ければ、阪神の自力優勝の可能性が復活する大事な試合。対する中日も最下位ヤクルトと0.5ゲーム差の5位。ここで勝って最下位転落は避けたいところ。

 

 注目の今季最後の中日戦。中日の予告先発は防御率トップ、今季12勝の髙橋宏斗だけに、早々に先制点を取られるのは避けたいところ。勝負は後半になると思われるので、いかに序盤に失点しないかがポイント。

阪神タイガーススタメン

打順 守備 選手名 打席
1 近本 光司
2 中野 拓夢
3 森下 翔太
4 大山 悠輔
5 佐藤 輝明
6 前川 右京
7 坂本 誠志郎
8 木浪 聖也
9 村上 頌樹

 いつも通りのスタメン。右の髙橋宏斗が先発なので、6番には調子の上がってきた前川を起用。いつものパタンだと7回以降が勝負になるはず。

 先発は村上。立ち上がりが心配な投手だけに、今日はスッとゲームに入っていければ嬉しい。坂本のリードも重要なポイントになると思う。

中日ドラゴンズスタメン

打順 守備 選手名 打席
1 岡林 勇希
2 福永 裕基
3 カリステ
4 石川 昂弥
5 細川 成也
6 村松 開人
7 板山 祐太郎
8 加藤 匠馬
9 髙橋 宏斗

 捕手に加藤、1塁に石川、2塁に板山を起用。どちらかというと守備よりのオーダーなのか。調子の上がっている石川と板山の打棒が勝負を握ると見た。

 先発は先述の通り、防御率1位の髙橋宏斗。序盤に点が取れれば言うことないが、勝負は後半になりそうな予感。基本は投手戦になりそう。

試合結果

スコアボード

  1  2  3  4  5  6  7  8  9  計  安打 失策
阪神 0 1 0 2 0 0 1 0 4 8 15 0
中日 0 0 0 2 0 0 0 0 1 3 8 0

責任投手

勝利投手  村上(7勝9敗0S)(阪神)
敗戦投手  髙橋宏(12勝4敗0S)(中日)
セーブ  

本塁打

阪神   
中日   

おじさんの戦評

 序盤での失点は避けたいと思っていたところ、2回表に佐藤の2塁打のあと、前川の中安で先制するまさかの展開。4回表には1死1、3塁から木浪のニゴロ、そして続く村上の右安で3-0とリードを広げる。

 

 3回まで無安打に抑えていた村上だったが、4回裏に先頭の岡林に四球を与えると、福永の3塁打、カリステの1ゴロの間に2点を失い、3-2の1点差に。こうなるともうわからない。

 

 村上は5回、高橋は6回でマウンドを降り、両チームともにリリーフに託す。阪神は6回裏を岡留、島本の2人がピシャリ。勝ちパタンにつなぐ意味でもこのイニングが今日のキーポイントになったと思う。

 

 中日は7回表に勝ちパタンの清水をマウンドに送るも、1死1、3塁のピンチ。ここで大山の3ゴロの間に加点し、4-2とした。

 

 緊迫した試合が続いたものの、9回表に打線爆発。マウンドに上がった岩嵜を攻め、1死1、3塁から大山の右安、佐藤の2塁打、坂本の中安で加点して8-2。最終回に1点を返されるも、中日との最終戦を制した。

 

 巨人はDeNAと延長の末引き分けたため、巨人にマジック9が点灯した。

よかった選手

 みんな活躍したので難しいが、5打数4安打2打点の活躍を見せた坂本、2本の2塁打を含む5打数3安打1打点の佐藤、渋い打撃で2打点の大山がよかった。

 

 あとは4回裏に内野安打になったものの、村松の当たりをさばいた中野の守備はよかった。捕ってから投げるまでの体勢の立て直しがすごくいい。さすがは昨年のゴールデングラブ賞。投手ではリリーフ陣がみんなよかった。

 

 中日では2番に入っていた福永。3得点のうち2打点をあげた打撃は素晴らしかった。本拠地がバンテリンじゃなければもっと本塁打も打てる選手だと思う。

岡田監督のひとこと

 (髙橋宏斗を攻略したことについて)

 岡田監督「別にピッチャー誰とか俺ひと言もそんなん言うてないやんか。今日は中日に1つ勝てばええだけの話やんか、それだけやん。ええピッチャーやったら今日負けるんか? そういうことやん。この時期やねんからピッチャー関係あらへんやん。ファームのピッチャー来たら打てるんか? そういうことやんか」

順位表

順位 チーム名 試合 勝利 敗戦 引分 勝率 勝差 残試合
1 巨人 132 70 55 7 .560 M9 11
2 阪神 134 70 58 6 .547 1.5 9
3 広島 129 64 60 5 .516 4 14
4 DeNA 128 64 61 3 .512 0.5 15
5 ヤクルト 131 55 72 4 .433 10 12
6 中日 134 54 72 8 .429 0.5 9

2024年09月16日(月)○ 阪神 3-0 ヤクルト

 昨日、阪神は序盤の得点をなんとか守り抜き、3連勝を達成。巨人も中日に勝ったため、首位とのゲーム差は変わらないものの、阪神の自力優勝の可能性も出てきた。

 今日もなんとか勝って、明日以降に望みをつなぎたいところ。

東京ヤクルトスワローズスタメン

打順 守備 選手名 打席
1 長岡 秀樹
2 岩田 幸宏
3 サンタナ
4 村上 宗隆
5 オスナ
6 増田 珠
7 山田 哲人
8 中村 悠平
9 小川 泰弘

 阪神先発の大竹の対策なのか、左対左ながら相性の良い長岡を1番に起用。6番には昨日の試合で代打安打を放った増田を入れてきた。

 先発は8月12日以来の登板となるライアン小川。捕手には中村を起用し、熟練バッテリーの凄みを見せるか。

阪神タイガーススタメン

打順 守備 選手名 打席
1 近本 光司
2 中野 拓夢
3 森下 翔太
4 大山 悠輔
5 佐藤 輝明
6 前川 右京
7 坂本 誠志郎
8 木浪 聖也
9 大竹 耕太郎

 阪神は通常運転。基本的に速球派の投手には梅野、コントロール重視の投手には坂本が先発マスク。大竹には移籍後2年連続となる2桁勝利の期待がかかる。

 大竹は前回の試合が雨で流れ、コンディションの調整が難しかったと思うが、なんとかいい投球を見せてほしいところ。

試合結果

スコアボード

  1  2  3  4  5  6  7  8  9  計  安打 失策
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0
阪神 0 0 0 0 0 2 1 0 X 3 12 0

責任投手

勝利投手  大竹(10勝7敗0S)(阪神)
敗戦投手  小川(2勝5敗0S)(ヤクルト)
セーブ  岩崎(3勝4敗22S)(阪神)

本塁打

ヤクルト    
阪神    

おじさんの戦評

 ヤクルトは初回から大竹の立ち上がりを攻める。先頭の長岡の中前を岩田がバントで1死2塁。サンタナが四球で出て、村上は三振に抑えたものの、粘った末にオスナにも選ばれて2死満塁の大ピンチ。

 打席には増田。高めのストレートを捉えた打球は左翼への大飛球。これを前川がフェンスに激突しながら見事にキャッチするファインプレーを見せ、無失点で切り抜けた。このシーンがキーポイントになった。

 

 久しぶりに1軍のマウンドに上がった小川だったが、安打は打たれるものの散発に抑えると、大竹も四球は出すものの立ち直り、なんともいえない投手戦を展開。その均衡が破れたのは6回裏だった。

 

 先頭の森下・大山・佐藤の「森大佐」が単打を重ねて無死満塁の大チャンス。ここで打席には1回に見事なプレイを見せた前川が入る。カウント0-1からの3球目を打ち、中犠飛で先制。

 続く坂本は左安、木浪は遊直となり、2死満塁で大竹に変わって渡辺諒が打席に向かう。ここでヤクルト中村がまさかのパスボール! これで2-0とリードを広げた。7回には森下にもタイムリーが出て3-0。このリードを桐敷→ゲラ→岩崎とつないで見事な完封リレーを達成。チームの連勝を4にのばした。

 

 しかし強い。ここにきて今季最多となる貯金11を達成。正直なところ、前半戦は何で勝率が5割あるのかよくわからない試合が多かったが、ここにきての充実ぶりはヤバい。首位の巨人も勝ち続けているが、甲子園での直接対決も残っているので、そこまでにどうなっているのかも楽しみ。

 

 大竹は昨年に引き続き、見事2桁勝利達成となった。

よかった選手

 今日は前川に尽きると思う。結局ノーヒットだったが、初回のビッグプレイはもちろん、中犠飛が決勝点となったことを考えても貢献度は十分。素晴らしい活躍だった。

 大竹も初回はかなり危ない感じで、その後も四球が多かったが、6回無失点はさすが。後を受けた桐敷・ゲラ・岩崎の投球も見事だった。

 

 ヤクルトでは増田。7回裏の森下のタイムリーのあと、大山の打球をスタンドギリギリで見事にキャッチした。フェアゾーンではなかったが、ナイスプレイだった。

岡田監督のひとこと

 (初回の前川のプレーについて)
 岡田監督「おーん、なあ。あれは大きかった、ホンマ。左利きで良かったよ。右だったら捕れてないかも分からんなあ、おーん」

順位表

順位 チーム名 試合 勝利 敗戦 引分 勝率 勝差 残試合
1 巨人 131 70 55 6 .560 - 12
2 阪神 133 69 58 6 .543 2 10
3 広島 128 64 59 5 .520 3 15
4 DeNA 127 64 61 2 .512 1 16
5 中日 133 54 71 8 .432 10 10
6 ヤクルト 130 54 72 4 .429 0.5 13